vSphere Clientにログイン時、ユーザに同意を求める方法
vSphere Clientにログインする際、情報の共有だったり、
場合によっては何かを承諾させたい時に使えるTipsとして
意外と存じ上げない人もいるので共有として投稿します。
vSphere Client上でバナーを表示させたい
Linux OS等では一般的に/etc/motdを編集する事で、ログインしたユーザに対して
情報共有をかける事が可能ですが
vSphere Clientにも近しい機能が存在します。
"今日のメッセージ" 項目に好きな言葉を入れてGUI上で設定が可能です。
設定方法は簡単。
vSphere Clientでツリー最上位のvCenterを選択し、"設定" > "今日のメッセージ"
編集する為には管理者グループに属している必要があるので、
一般権限ユーザでログインしている場合はログアウトして入り直しましょう。
今回は私以外誰も触れない検証環境なので、軽い気持ちでトライ。
余談ですが今年の流行語大賞は"三密"か"STAY HOME"になるんじゃないかと
勝手に思ってます。
入力し、OKを押すと今日のメッセージ欄に設定が反映されました。
実際にこのバナーが有効になるのは、"設定後にログインしたユーザ"が対象なので
この登録の瞬間はGUIにも何も変更はありません。ログインし直してみましょう。
この画像だとすこしわかりにくいですが、GUIの一番上にバナーが出るようになりました。
勿論"今日のメッセージ"項目から移動してもバナーは常に表示されています。
ログインする瞬間に表示させる
vSphere Clientへログインする瞬間に何か情報共有を表示させるには
このバナーではダメなので、別の手段を使います。
Linux OSでいうと、/etc/motdではなく/etc/issue 上に設定させるイメージですね。
設定場所は、vSphere Clientの"管理"画面から。
場所は"管理"画面の "Single Sign-On" > "設定" > "ログインメッセージ"
デフォルトでは無効になっているので、設定を編集してみます。
メンテナンスが実行される事を想定して、注意を促すような設定としてみます。
設定後ログインし直してみると、ユーザ名・パスワードに加えて
チェックボックスが表示されている事がわかります。
このチェックボックスへのチェックを付ける事で、ログインが可能になります。
※ チェックボックスまでは不要、というような場合には
"承諾チェックボックス"をOFFにすればOKです。
タイトルを押してみると、簡単なポップアップが表示されます。
この機能はシンプルですが、例えば運用チーム内での最終リマインダや
ヒューマンエラーを無くすためのリマインド等、活用の幅は広いんじゃないかなと思います。
ON/OFFもシンプルに出来るので、初耳の機能!という方は是非使用してみてはいかがでしょうか。